6/25(月)14:00〜実施のSo-netブログの常時SSL化(https)に対応すべく、順次リンク先を変更しております。
リンク先でエラーが出る場合は「http」を「https」に置き換えて下さい。
【重要】常時SSL化(https)
このタイトルに心奪われる ♩そして僕は途方に暮れる / 大沢誉志幸 [この曲に思いを馳せろ!]
そして僕は途方に暮れる / 大沢誉志幸
『そして僕は途方に暮れる』、当時このタイトルを目にした人は思わず唸ったのではないでしょうか。
『僕は途方に暮れる』でも十分インパクトがあるとは思いますが、『そして』がつくところが本当憎いです。
作詞はエッセイストの銀色夏生(ぎんいろ なつを)、女性の方です。
この曲を初めて知ったのはいつだったか・・・。
当時(1984年)、日清のカップヌードルのCMソングとして流れていましたので、その頃であるのは確かなのですが。
もう30年以上聴き続けている曲です。
打ち込みのドラムマシーンに生ドラムの併用、終始繰り返されるマリンバ調テクノ音のシーケンス・パターン。
そしてそこに被さってくる大沢誉志幸のハスキー・ボイス。
そして発する響きは銀色夏生のセンスある詩。
堪りません。
『もうすぐ雨のハイウェイ』と歌われる前のドラミングに"おかず"が入るあたりが私のお気に入りです。
ドライブ用の選曲でカセットテープにダビングした方も多いのではないでしょうか。
"マクセル XL1-S"にドルビーノイズリダクションはOFFで録音が私の王道パターンだった気がします。
ドルビーNRは『サーーーー』というテープヒスを目立たなくさせるのですが、同時に高音が篭る感じがして個人的には好きでなかったです。
色々思い出してしまいます。(ノ_・。)
この曲はセルフカバーも含めてカバーが幾度となくされてますが、オリジナルが圧倒的に素晴らしくむしろカバーして欲しくないくらいです。
余談ですがこの後ユーロビートが流行り始め、世に言うバブル期を迎えます。
あー懐かしい。
そして日本はバブルに浮かれる。
キャイーンのポーズに見えるのは私だけでしょうか・・・w
クリスマス・ソングならこれを聴け!! ♪Please Come Home For Christmas / The Eagles [この曲に思いを馳せろ!]
Please Come Home For Christmas(ふたりだけのクリスマス) / The Eagles
クリスマスという事でクリスマスの曲を1曲紹介したいと思います。
実は個人的にはクリスマス・ソングはほとんど聴かないのです。
正直そんなに良いと思える曲がないのと、どうしてもクリスマスをイメージしている為に曲の色が同じような感じだったりで・・。
ですので、様々なアーティストがクリスマス・ソングを出していますがほとんど無視ですw
でもですね、ちょっと例外もございまして、それがイーグルス(The Eagles)の"ふたりだけのクリスマス(Please Come Home For Christmas)"です。
ロックの名盤として誉れ高いアルバム"ホテル・カリフォルニア(Hotel California)"発表から2年、次作"ロング・ラン(The Long Run)"を製作中に突然発表されたシングルです。
人気絶頂期の頃ですが、すでにバンド内は数年前から不協和音を生じており、さらには"ホテル・カリフォルニア"の次作という重圧からゴタゴタが絶えなかったと言われておりました。
そして、オリジナル・アルバムとしては最後の"ロング・ラン"発表後、解散に至ります。(※再結成時代は除きます)
話を戻しますが、この"Please Come Home For Christmas"のオリジナル作者はチャールズ・ブラウン(Charles Brown)というブルース・シンガーで1960年に発表された曲です。
イーグルス盤はその曲のカバーなわけですが、私はこの曲を解散後に知った為か聴くとなぜか悲しくなります。
曲も悲しい事を歌った曲なのですが、そういう事よりもバンドとしての余命がごく僅かの頃に昔によくラジオで聴いた曲を演奏して「俺たちもう無理なのか?」とお互い確認し合ってるのではと勝手に想像してしまっていたからです。
妄想が豊かな時期でした(;´Д`)
ドン・ヘンリー(Don Henley)の甘い声で隠れたその裏に、木枯らしが吹きすさんでいた気がしてなりません。
今はベスト盤を手に入れれば簡単に入手する事が出来ますが、当時この曲はシングルでしかリリースされておらず、あちこちのレコード・ショップを回った記憶があります。
ネットなんて便利なものは無かったですから、すぐに聴けないとどうしても欲しくなるものですw
2016年3月、グレンの死に伴いイーグルスは正式に解散しました。
イーグルス関連記事
産業ロックだと?それがどうした。 ♪Still They Ride / Journey [この曲に思いを馳せろ!]
Still They Ride / Journey
80年代の洋楽ロックを聴く人なら「産業ロック」という言葉を耳にした(目にした)事があると思います。
「産業ロック」または「商業ロック」と呼ばれますが、万人受けするサウンド作りを主体としたロック・サウンドの事です。
主に80年代に活躍した一部のロック・バンドを指す事が多いですが、売れるために「レコード会社の言いなり」とかひどい言われようなアーティストもいます。
商業的には成功を収めましたが、当時は別として今では彼らの評価は決して高くありません。
そんな「産業ロック」と揶揄される代表格がジャーニー(Journey)です。
80年代を青春ど真ん中で駆け抜けた私としましては、正直悲しいです。
自分の過去まで否定されているような感覚に陥ります。
確かにロックに関して言うと70年代までのような芸術的で崇高(言い過ぎかな)な曲というものは、影を潜めたかもしれません。
俗に名曲と呼ばれる曲も大半が70年代までのような気がしなくもないです。
80年代のロックは、全体的にはポップで万人受けする曲が多いイメージも確かにあります。
(これは比較的今でも言えることのような気がしますが・・・)
今日はそんなすっかり低評価の烙印を押された感のあるジャーニーから、81年発表のアルバム"Escape(エスケイプ)"収録の"Still They Ride(時の流れに)"です。
A面のラストを飾る叙情的なバラードで、同アルバムからなんと5枚目のシングルとしてカットされており、スティーブ・ペリー(Steve Perry)のボーカルが冴え、ニール・ショーン(Neal Schon)の間奏ソロが胸を焦がします。
ハスキーで艶のある声を聴かせてくれるスティーブ・ペリーは当時ロック・ボーカリストとして評価が高く、この頃から数年間が彼のキャリアの中でも絶頂期ではなかったかと思います。
アルバム"Escape"は全世界で1000万枚以上の売り上げを記録している80年代切っての名盤モンスター・アルバムです。
そんなアルバムを世に送り出したバンドにしては、現在の評価が微妙です。
1000万枚も売るアルバムなんて狙って作れるものでは決してないんですけどね・・・。
私はこの"Still They Ride"が同アルバム収録曲の中で一番好きで、35年経った今でもたまに聴きますが、全く飽きません。
製作時、ジャーニーのメンバーが万人受けを狙って作ったのかどうかは知りませんが、良いものは良いと素直に思う事にしてます。
この曲を聴きながら当時を想うと泣けてきます・・。
音楽は好きか嫌いかだけでいいのに。
::: この曲も良い曲です。ジャーニーの中では五本の指に入る名バラードな訳で。 :::