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悲しんでるあなたを愛する ♩リンドウの花 / 藍井エイル [脳裏に焼き付けろ!]
リンドウの花 / 藍井エイル
アニソン歌手(という表現が適切でない気もしますが)としては全国区の知名度を誇り、おそらく最も人気であったであろう藍井エイル(あおいえいる)さんの"リンドウの花"をピックアップします。
シングル"ラピスラズリ"に収録された重厚なロック調の切ないミディアム・ナンバーです。
彼女は残念ながら現在無期限活動休止中です。
体調不良のようですが、色んな憶測がネットで囁かれおり、本当の所は彼女にしかわかりません。
あくまでも私個人の主観ですが、彼女の歌には何かしらの犠牲の上に成り立っているかのような悲壮感が漂っている気がします。
そういう曲調や歌詞が多いからそう思えるのか、彼女の歩んできた過去がそう思わせるのか、何かしらの影が彼女の歌には見える気がします。
すみません、偉そうに上から目線で書いてしまいました。
以前TVでマツコ・デラックスさんが中森明菜さんの事を『命を削って歌ってる』と表現しておりました。
(マツコ・デラックスさんは中森明菜さんの熱烈なファンです)
その表現、わからなくもなかったです。
最近では、私には藍井エイルさんが正にそう感じさせる存在でした。
ズバ抜けて歌が上手いわけでも(失礼!)、嫌いな声ではないですが声質が特に美しいというわけでもないと思うのですが、何故か聴き入ってしまいます。
もう次はないというような、必死さのような焦りのような、そういう張り詰めた空気感を感じます。
ソングライターにも恵まれているかもしれません。
まあ、人によっては「そんなの全然感じないよ」と言われるかもしれませんけど、あくまでも個人的感想なのでご容赦を。
"リンドウの花"はそういう空気感が曲調と見事に融合されたような佳曲です。
シングルのA面(古い?)でも何でもありませんので、活動休止後に発売されました(2枚同時リリースの)ベスト盤にも当然ながら収録されておりません。
ただ、彼女の曲の中では三本の指に入る屈指の名曲と言い切らせてもらいます。
ぜひ機会がありましたら聴いてみて欲しいです。
リンドウの花言葉は、『悲しんでるあなたを愛する』です。
デビュー曲のMVです。(撮り直しVer.てところでしょうか。)
アニメ"Fate/Zero"のEDテーマにもなってます。
アニメ・ファンの中では神曲の誉れ高い名曲です。
アニメはそれほど詳しくありませんので最近まで観た事なかったのですが、映像ともマッチしてて良い感じでした。
稀代のメロディ・メーカー ♪Careless Whisper / George Michael [脳裏に焼き付けろ!]
Careless Whisper / Wham! featuring George Michael
2016年12月25日、ジョージ・マイケル(George Michael)が亡くなられました。(享年53歳)
12月25日と彼のヒット曲を掛け合わせて、ネットでは「これが本当のラスト・クリスマス」とか不謹慎な事を書いている方も見えましたが、2016年の年末に私の青春を彩ってくれた重要な方が亡くなられたのは残念でなりません。
しかもまだ53歳・・・。
私はジョージ・マイケルの曲は今ではほとんど聴かなくなってしまいましたが、80年代・90年代はバリバリに聴いておりました。
人気と言う点ではその頃がピークだったでしょうか、ワム!(Wham!)時代も合わせると80年代における全米ナンバー1ソングは8曲にのぼり、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の9曲に次ぐ記録だそうです。
アンドリュー・リッジリー(Andrew John Ridgeley)とポップ・デュオを組んだワム!(Wham!)は日本でもアイドル的な人気がありました。
不良っぽいティーンエイジャーの容姿でポップで軽快な曲を歌うスタイルは、特に当時の女子高生に人気があり「キャーキャー」言われていた記憶があります。
当時は私も高校生でしたので、周りで盛り上がってる女子を見て「あ?ワムな?」と思ったものです。
最初の印象は正直チャラチャラしてて好きじゃなかったです。
その印象を打ち消したのが、"ケアレス・ウィスパー(Careless Whisper)"です。
初めて聴いたのが(記憶が正しければですが)、小林克也がDJをしていました「ナガオカ・ザ・ワールド・ミュージック」というFMラジオ番組でした。
それも確か最終回だったはずです。
「突然ですが今日でこの番組は最終回となります。」みたいな、まったく予想をしていなかった事を言われ、「それでは注目曲のワムの新曲を聴いてお別れにしたいと思います。」とかかったのがこの曲。(※正しい言い回しは正直覚えてません)
そうです。
後に全英・全米で共にMo.1に輝き、ビルボードでは1985年の年間チャートでも堂々1位に輝いた"Careless Whisper"を初めて聴いた瞬間でした。
最初は番組が終わる事を嘆いていた私ですが、耳はいつしかこの曲の虜になっていました。
初めて聴いた曲なのに、すでに脳内リピート勃発状態でした。
私がラジオで聴いた当初は、まだレコード発売はされていなくプロモ用が出回っていたと思われます。
だいぶ日にちを経てからシングル・レコードを発売日に入手しました。
この曲はワム!のセカンド・アルバム"メイク・イット・ビッグ(Make It Big)"に収録(バージョン違い)されていますが、シングル盤はアルバム発売よりも3ヶ月も前に発売されました。
クレジットも今ではジョージ・マイケルのソロ名義で通っていますが、"Wham! featuring George Michael"とワム!名義でした。
もちろんジャケット写真もアンドリューと二人の写真です。
今では当たり前になったフィーチャリング(featuring、feat.、ft. 等)という表記、当時「何なん?フィーチャリングって?」と思ったものです。
驚くべきはこの曲をジョージは17歳の時に作った事でした。
「すげぇ・・」と思わずにはおられませんでした。
この後、ソロでも"Faith"、"One More Try"等、彼の才能を嫌という程浴びる事になります。
ジョージ、ご冥福をお祈りいたします。
サクソフォンが印象的で、さらに哀しさを増幅させています。
「僕の愛するヨグが亡くなって悲しみに打ちひしがれています。僕をはじめ、彼の愛した人々、友人、音楽界、世界全体がそうでしょう。永遠に愛されることになるはずです」
(ヨグ:本名のヨルゴス・キリアコス・パナイオトゥーからの愛称と思われます)
Heartbroken at the loss of my beloved friend Yog. Me, his loved ones, his friends, the world of music, the world at large. 4ever loved. A xx https://t.co/OlGTm4D9O6
— Andrew Ridgeley (@ajridgeley) 2016年12月26日
「神が与えてくれたんじゃなく、旧友よ、君がもたらしてくれたんだ。悲しみに引き裂かれてるよ」
God didn't give it, you did my old friend.
— Andrew Ridgeley (@ajridgeley) 2016年12月26日
Cleft with grief.
A xx https://t.co/yPzbB3rDGE
「深いショックを受けている。僕は、愛する友人‐最高に優しく、寛大な心を持つ、素晴らしいアーティストを失った。彼の家族、友人、ファンのみなさんへお悔やみ申し上げます。 @GeorgeMichael #RIP」
George Michael You were such an inspiration. I'm honored to have not only been your fan, but a friend as well. May you rest in peace. pic.twitter.com/jJKSz22fHH
— Mariah Carey (@MariahCarey) 2016年12月26日
George Michael - Praying for Time - YouTube https://t.co/Fa9pwoVkKg
— Liam Gallagher (@liamgallagher) 2016年12月26日
「ジョージ・マイケルのスウィートなソウル・ミュージックは突然の訃報の後も生き続けるだろう。一緒に共演したいくつかの機会のなかでも彼の偉大な才能は常に伝わってきて、彼の自分を卑下するユーモアのセンスはそうした機会をより楽しいものにしてくれたんだ」
Paul on George Michael: https://t.co/t7vu2Hyjey pic.twitter.com/ZBq0VsTatB
— Paul McCartney (@PaulMcCartney) 2016年12月26日
病んでる感じが堪らない ♪貴方が好きな私 / 阿部真央 [脳裏に焼き付けろ!]
貴方が好きな私 / 阿部真央
あべまこと阿部真央です。
この人(こういう言い方失礼かな?)、良い曲書くんです。
曲はバラエティに富んでいて、ちょっとおふざけっぽい曲、格好いいロック・チューンがあるかと思えば渋いバラード、陰鬱な哀しい曲とかなり幅が広いです。
歌い方も曲調によって声を使い分けていて、どれも簡単にこなしているのであまり思いませんが、レベル高いです。
詩も良い曲が多く、特に病んだ女性( ̄□ ̄;)を描写させると天下一品ですね。
表現のセンスも良く、才能を節々に感じます。
書く曲はバラエティに富んでいる彼女ですが、やはり病んだ歌詞と陰鬱な曲調の組み合わせが「阿部真央」の真髄だと思うんです。
病みつきになります。
本日はそんな彼女の曲の中から、"貴方が好きな私"です。
「貴方が好きな私が、私を殺してく」
「貴方が好きな私を、今日も上手にできた私を愛して。上手にやりきるから愛して。」
重厚なサウンドに乗せて歌われるこの病んだ感じが、おじさんにはたまらないです。
みんな病んでるんです。病んでて良いんです。
::: このPVの赤い「Ibanez AEG15E」がめちゃ格好良いですね。赤いギター・・・間違いない、ヤツだ、ヤツが来たんだ・・・(意味不明) :::