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オケイセック渾身のバラード ♩Why Can't I Have You / The Cars [この曲に酔いしれろ!]
Why Can't I Have You - The Cars
出だしのヴォコーダー音にノックアウトされるリック・オケイセック(Ric Ocasek)渾身の名バラード(だと思ってる)。
イントロの約20秒間が特に好きで、この曲のインスト・バージョンがあったらといつも思う。
リックの声が嫌いという訳では決してないんだが、この20秒間のエンドレス・リピートが聴きたい・・・。
正確には当時ニューウェイブ・ロックとか言われたザ・カーズ(The Cars)の通算5枚目のアルバム"ハートビート・シティ(Heartbeat City)"に収められていた。
80年代を代表する傑作であり、ポップ・ミュージックの金字塔的名盤である。
このバンド、前述の中心人物リック・オケイセックとベーシストのベンジャミン・オール(Benjamin Orr)の二人がソング・ライティングを担当。
陽のリック、陰のオールという方程式がほぼハマるような曲調が多かった記憶がある。
アルバムの目玉はオール作の名曲"ドライブ(Drive)"だろう、おそらくは。
だが個人的にはリック作の"ホワイ・キャント・アイ・ハブ・ユー(Why Can't I Have You)"がアルバムを通して頭二つくらい抜けている。
"ユー・マイト・シンク(You Might Think)"でもなければ、"マジック(Magic)"でもない。
"Why Can't I Have You"だ。
今ではこの曲を聴くと、冒頭の20秒間でいつも30年前の時代に引き戻される気がする。
決して過去に固執してる訳ではないが・・。
「良いものは良い」。
この曲を聴くといつもそう想う。
今夜は至福の20秒間に酔いしれるとしよう
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